Management of Research(研究経営)で日本の研究風景が変わる![会員限定] |
(2007年02月15日)
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読者の皆さんは、Management of Technology(略称MOT)という言葉をどこかで聞かれたことがあるのではないでしょうか。MOTは日本語では通常「技術経営」と訳され、主にメーカー系企業に関する、経営企画、研究開発、製造、マーケティングなど経営全般にわたる考え方や方法論を学問として集大成したものです。MOTの起源は、米MIT経営大学院“スローンスクール”が1982年にスタートさせた教育プログラムで、日本に波及し流行語になったのは20年遅れの2002年です。なぜ20年も後に日本でブームになったのかと言うと、経済産業省がMOTのコンセプトに共鳴してMOTの国内普及のために多額の補助金を出したためです。2002年と言えば、日本経済はまだバブル崩壊後の“失われた十余年”から完全に抜けきれておらず、特に製造業においては「アメリカにはインターネットビジネスで大きく水を開けられ」、「中国にはモノ作りで急速に追いつかれて」逃げ場の無い閉塞感が漂っていました。この閉塞感をなんとか打開しようと、経産省が目をつけたのがMOTだったのです。「MOTが日本の製造業活性化の切り札になるのでは?」と経産省が考えたのは、俗に「死の谷」、「ダーウィンの海」と呼ばれる技術開発系企業の前に立ちはだかる障害と関係しています。
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